ニュース 食品 作成日:2014年6月30日_記事番号:T00051236
あす7月1日から、市販の果物・野菜ジュース、乳製品、ビーフン(米粉)の表示規定が改定され、主原料の含有率が基準を下回る商品について、「純」「100%」などといった表示ができなくなる。これまでは栄養素の成分表示を偽っていなければ違反にはならなかったが、厳格化されることになる。違反企業に対しては4万~400万台湾元(約13万~1,350万円)の罰金が科される。30日付聯合報などが報じた。
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の改定内容によると、ジュースの場合、果汁・野菜汁100%の製品のみ「純」といった表示が可能だ。含有率10%以上の場合は包装に含有率を明記。それ以下の場合は「含有率10%以下」とし、2種類以上の原料を混合する場合は、それぞれの含有率を表示する。また香料や着色料だけで作られたものは「無果汁」や「~風味」などと明記しなければならない。
乳製品では、生乳100%で加温殺菌、冷蔵保存されたもののみ、「フレッシュミルク(鮮乳)」などと表示できる。「パパイヤミルク」など加工品でも「調味乳・乳飲料」をうたうには生乳50%以上が必要とした。また粉ミルクでは、乳成分100%のものを「粉ミルク」、50%以上のものを「調整粉ミルク」と定義。いずれも包装に含有率と殺菌方式の表示義務がある。
この他、ビーフンは原料が米100%のものを「ビーフン」、米50%以上のものを「調合ビーフン」とし、50%未満のものについては、ビーフンの名称使用を禁止した。

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