求職求人情報サイト、yes123求職網の調査によると、企業の44.1%が第３四半期に賃上げを計画していることが分かった。前期調査の32%より12.1ポイント上昇した。２日付工商時報が報じた。
yes123求職網の楊宗斌・公関（広報）副理は、企業の賃上げ意欲が高まった背景として、▽鴻海科技集団（フォックスコン）や和碩聯合科技（ペガトロン）といった大企業の相次ぐ賃上げへの中小企業などの追随▽景気回復に伴い受注が増える中、人材流出を防ぐ必要性の高まり──があると分析した。
なお同調査では、企業の85.3%が第３四半期に人材募集を行うと回答し、前期より１ポイント上昇した。ただ募集人数は軒並み10人以下と少なく、主に人出不足の解決や、従業員の退職で減少した分の補充が目的だ。
