パソコン周辺機器メーカー、群光電子（チコニー・エレクトロニクス）と傘下でＰＣやゲーム機などの電源を手掛ける群光電能（チコニー・パワー・テクノロジー）が発表した６月、第２四半期売上高はともに前月、前年同期を上回った。証券会社は第３四半期も前期比２桁成長が見込め、過去最高更新が狙えるとの見方を示した。８日付工商時報が報じた。
チコニー・エレクトロニクスの６月連結売上高は64億2,000万台湾元（約220億円）で前月比1.2％増、第２四半期は189億8,000万元で前期比12％増だった。同社はキーボードやマウス、ウェブカメラなど製品の多様さが強みだ。証券会社によると、第３四半期は受託生産を一手に引き受けるアウトドアスポーツ用カメラ、GoPro（ゴープロ）の新機種が発売されることから、売上高に貢献する見通しだ。また、世界シェア首位のキーボードもＰＣ需要の回復で大幅成長が期待できる。
一方、チコニーパワーの６月売上高は24億1,000万元で前月比6.1％増、第２四半期は67億8,400万元で前期比24.5％増だった。今年に入り、クラウド向け製品を増やしたことが増収の主因だ。
