ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が７日発表した６月連結売上高は157億600万台湾元（約530億円）で、前月比18.75%減となり、４カ月続いていた過去最高更新が止まった。中国の労働節（メーデー、５月１日）連休商戦向けの出荷ピークが過ぎた影響を受けた。第２四半期の売上高は前期比17.66%増の541億3,300万元で、四半期ベースで過去最高となった。８日付経済日報が報じた。
証券会社は第３四半期の見通しについて、スマートフォン、タブレットパソコン、テレビなど主力製品が例年の需要期に入るため、再び過去最高を更新する可能性があるとの予測を示した。
同社は今月15日に第４世代（４Ｇ）移動通信システム対応のシステム・オン・チップ（ＳｏＣ）を発表する。この他、グーグルのウエアラブル端末向けの基本ソフト（ＯＳ）「アンドロイド・ウエア」のパートナーの１社に選ばれており、いずれも下半期の業績成長を支える要因と目されている。
