宏碁（エイサー）が10日発表した６月の連結売上高は前月比43.07%増、前年同月比2.34%減の365億4,900万台湾元（約1,240億円）で、今年最高となった。ノートパソコン新製品が貢献した。11日付工商時報などが報じた。
同社は、キーボード脱着式10インチノートＰＣ「Aspire Switch 10」を５月に発売したところ好評で、欧米からアジア太平洋地域に販売エリアを拡大するにつれて販売台数が大きく伸びたと説明した。また、マイクロソフト（ＭＳ）のウィンドウズＸＰのサポート終了で、ノートＰＣ買い替えが促されたとも指摘した。
第２四半期売上高は813億4,900万元で前期比6.03%増。上半期は1,580億8,000万元で前年同期比12.81%減だった。
同社は、第３四半期は電子製品の需要期で、ミドルエンドのノートＰＣ、タブレットＰＣ、スマートフォンの販売が伸びると予想。出荷台数、売上高ともに前期を上回ると予測した。
