18日付経済日報などが中国メディア、中国新聞社（中新社）の報道を基に報じたところによると、中国・河南省商務庁幹部は17日、鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の富智康集団（ＦＩＨモバイル）の同省鄭州工場が、アップルの次世代スマートフォン「iPhone6」の量産に向け、従業員の追加募集を開始し、規模は10万人に上ると明らかにした。これについて鴻海は「ノーコメント」としている。
ＦＩＨモバイルは、７月に入りホームページで募集を開始。主に23～40才の一般作業員を募集し、毎日面接が行われているという。観測によると、4.7インチ機種は７月第３週から、5.5インチ機種は８月第２週から量産に入る見通しだ。iPhone5sを手掛けていた同工場は、既にiPhone6の生産用に設備を刷新したとみられる。
なお、今月初めには鴻海の自社製ロボットを初めて導入した生産体制を敷くとの観測も浮上したが、業界関係者は組み立ては細かな動作が求められるため、ロボットを主力にはできないことから大量に従業員を募集しているとの見方を示した。
一方、和碩聯合科技（ペガトロン）もiPhone6を受注したとされ、下半期に１万人以上の従業員を募集するとの観測も浮上している。
