経済部統計処が23日発表した６月の工業生産指数は前年同月比8.63%上昇の107.93ポイントで、５カ月連続のプラス成長だった。第２四半期は前年同期比6.43%上昇の107.52ポイントで、過去最高だった。楊貴顕同処副処長は、第３四半期は電子業界の需要期のため、７月、第３四半期も成長が続くと予測した。24日付工商時報などが報じた。
工業生産指数の９割以上を占める６月の製造業生産指数は、前年同月比8.93%上昇の108.13ポイントで、過去３番目に高かった。第２四半期は6.71％上昇の107.95ポイントで、過去最高だった。
６月の製造業生産指数のうち、電子部品業は前年同月比13.05%上昇の125.05ポイント。モバイル端末の強い需要とスマート技術の応用先拡大を受け、半導体業が16.07%上昇の147.75ポイントだった一方、液晶パネル・その部品業は1.99%下落の95.76ポイントだった。
経済部は、中国のサプライチェーンの現地化が進む中、中韓が年内妥結を目指す自由貿易協定（ＦＴＡ）や、新興市場の成長鈍化などをマイナス要因として挙げた。
