国瑞汽車の春節（旧正月）ボーナスは、業界最高の5.5カ月で、昨年の5.6カ月と同水準を維持した。昨年の自動車市場は低迷したが、従業員の生活水準を維持し、人材流失を防ぐ考えだ。23日付工商時報が報じた。
裕隆集団傘下の３社は２カ月分の保障ボーナスに加え、裕隆汽車製造と裕隆日産汽車が1.5カ月分、中華汽車工業は1.3カ月分が支給される。
代理店、ほぼ昨年並み
現代自動車の代理店、南陽実業は、昨年の業績は予測を下回ったが、従業員の権益を守るため、昨年と同様１カ月分の支給となった。和泰汽車も昨年同様、３カ月だ。
昨年売り上げを伸ばした海外高級車では、メルセデス・ベンツの台湾総代理店、台湾賓士（台湾ベンツ）は昨年実績の2.5カ月以上で、ＢＭＷの総代理店である汎徳は昨年同様、個人の業績により３～６カ月分を支給する。
三陽工業は、昨年の75日分より若干少ない68日分だ。
福特六和汽車は、２カ月分の保障ボーナスと１カ月分の皆勤手当が支給されるが、プラスアルファの部分については現在試算中で、「昨年の0.21カ月に届かなくとも、出ればありがたい」と同社幹部は語った。
