バイオ医薬品メーカーの益得生物科技（インテック・バイオファーム）は31日、台湾で既存の医薬品工場を９億2,800万台湾元（約32億円）で購入すると発表した。１日付経済日報が伝えた。
購入するのは、スイス系製薬大手ノバルティスが設置していた工場。生産ラインは2016年にも操業を開始し、将来的には少なくともラインを２本増設する計画だ。
親会社の健喬信元医薬生技（シンモサ・バイオファーマ）は2005年にドイツ系のベーリンガーインゲルハイムの台湾工場を買収。10年には米イーライリリーの台湾工場を買収しており、世界的製薬大手からの工場買収はグループで３例目となる。
