求人求職情報サイト大手、104人力銀行が同業の1111人力銀行に８万人分の求職者データを盗まれたとして損害賠償を求めた民事訴訟で、最高法院はこのほど、104人力銀行が受けた損害を認定し、1111人力銀行に賠償金211万7,800台湾元（約720万円）の支払いを命じる判決を言い渡した。12日付自由時報が伝えた。
判決によると、2002年に104人力銀行のウェブサイトをハッキングされ、大量の求職者データが盗まれ、1111人力銀行幹部が事件に関与していた。個人の刑事責任をめぐっては、４人が懲役６月（罰金での代替可能）の判決を受けたほか、４人は104人力銀行に72万元を賠償することで和解した。
ただ、法人としての1111人力銀行は賠償を命じる下級審の判決を不服として上訴を続け、今回最終法院でようやく賠償を命じる判決が確定した。
