ニュース その他製造 作成日:2014年8月13日_記事番号:T00052096
大同(Tatung)傘下、太陽電池用シリコンウエハー最大手の緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)の12日発表によると、同社第2四半期の純損失は2億3,800万台湾元(約8億円)に拡大、上半期通期では3億6,900万元に上った。第2四半期の製品価格下落が響いた。13日付蘋果日報が報じた。

業界関係者によると、太陽電池用シリコンウエハーは6月以来需要が急速に落ち込み、ウエハー1枚当たりの価格はピーク時の1.01~1.02米ドルから0.9米ドル以下に下落している。さらに第3四半期は米商務省が先月、中台の太陽電池関連メーカーに対し、重い反ダンピング(不当廉売)関税の適用を仮決定したことで打撃を受けそうだ。
ただ緑能は、現在の価格は安定しており、設備稼働率は90%を維持し、コスト低減が進んでいる他、ハイエンド市場シェアや海外からの生産受託も拡大していると強調。その上で、反ダンピング関税の適用については観察が必要だが、太陽光発電装置の設置数は世界的に増加しており、下半期の需要にも期待が持てるとの見方を示した。
一方、同業の達能科技(Danenテクノロジー)も第2四半期は、製品価格下落により純損失1億1,400万元と前期比で赤字が拡大した。
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