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リュック・ベッソンの新作映画、50分が台北シーン


ニュース 社会 作成日:2014年8月14日_記事番号:T00052114

リュック・ベッソンの新作映画、50分が台北シーン

 世界的に著名なフランス人映画監督、リュック・ベッソンが昨年台北でロケを行った新作『ルーシー』の台湾メディア向け試写会が13日行われた。89分の上映時間中、約50分が台北市のシーンで、「台北の評価が高まる」などとメディアから歓迎の声が上がっている。


語の映画『ルーシー』人気で、海外からのさらなる観光客増が期待できる(台北市電影委員会リリースより)

 『ルーシー』は、主演女優のスカーレット・ヨハンソン演じるルーシーが留学先の台北でマフィアに運び屋にされ、体内にドラッグを埋め込まれるが、そのドラッグが漏れだしたことで超人的な能力を獲得し、マフィア組織に対抗するというストーリー。

 作品では、台北市のランドマーク、台北101ビルが夜景の一部として映し出される他、高級ホテルの台北晶華酒店(リージェント台北)やレトロな町並みの残る大稲埕地区、三軍総医院、台湾鉄路(台鉄)の旧整備工場「台北機廠」など市内の数多くの場所や施設を舞台にストーリーが展開される。また道路いっぱいにあふれるバイクやバス、小籠包など、台湾の日常風景やグルメなども描かれている。

 ロケに協力した台北市電影委員会(台北フィルム)によると、同作品のロケ地を選ぶため、ベッソン監督はアジアの8都市を巡ったが、小籠包をはじめとする台湾グルメへの深い愛情が最終的に台北市を選択した理由の一つとなったそうだ。

 ベッソン監督はロケ期間中、その日の撮影終了後にスタッフを連れてたびたび台湾料理を食べに出掛けていたようだ。

 主演のヨハンソンも台北ロケについて「この街を深く知るに十分な時間を過ごせてラッキーだった。台北は外国人に優しく、多くの友人ができた」と語っている。

 『ルーシー』は既にフランスや北米で公開され、これまで台湾元にして40億元もの興行収入を挙げているそうだが、今月20日から始まる台湾での上映でさらにその額を伸ばしそうだ。

 台湾公開を控えベッソン監督が17日に来台して宣伝活動を行う計画で、公開初日に台北日新威秀影城(台北市万華区)で行われるイベントにも登場する予定だ。