22日付経済日報がインド紙「エコノミック・タイムズ」の報道を基に伝えたところによると、ＩＣ設計大手の聯発科技（メディアテック）は現地時間20日、インド南部の都市、バンガロールに同国２カ所目となる研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターを設置した。その上で、今後数年間に２億米ドルを投じ、現地での開発力向上を図ると表明した。
メディアテックは既にインド北部のノイダ（ウッタル・プラデーシュ州）にＲ＆Ｄセンターを開設しているが、第２センターでは年内に100人以上の開発チームを編成し、今後数年で同国における開発要員は500人を超える規模に拡大するとの見通しを示した。
市場調査機関ＩＤＣの統計によると、インドにおける第２四半期の携帯電話出荷台数は6,321万台で前期比５%減少したものの、このうちスマートフォンは1,842万台で同11%増、前年同期比では84%の大幅成長を記録した。
なおメディアテックが重要顧客とする地場メーカー、マイクロマックスは同国スマートフォン市場でシェア２位（18%）に付けている他、バングラデシュやスリランカ、ロシアなど海外市場にも進出している。
