国瑞汽車の蘇燕輝董事長は24日、疋田亮氏の総経理就任式の席上で「順調に行けば年内に完成車両の海外輸出を始動させる」との見通しを示した。国瑞は、トヨタ自動車の海外工場品質１位を連続で獲得するなど、その実力を高く評価されており、コスト面でも有利な条件を備えていることから、今後トヨタ車の輸出基地の一つに加わることになる。25日付経済日報が伝えた。
蘇董事長によると、年間２万台を目標として世界戦略車「カローラ・アルティス」を優先的に輸出し、反応が良ければ適宜台数を増やす計画だ。販売地域は他社との競争にかかわるとして機密扱いとなっている。
国瑞汽車は、これまで製造したトヨタ車は100％域内に供給しており、年間生産台数は10万台を超える。
