ショッピングセンター大手、微風広場（ブリーズセンター）は４日、今年の周年慶（創業祭）セールは17日から22日間で、微風忠孝、微風南京を合わせた３店で前年比２％増の24億台湾元（約85億円）の売り上げを目指すと表明した。なお８月29日から行った周年慶セール商品の予約販売は、わずか５日間で売上高が４億元に上った。宝飾品がけん引した。５日付経済日報などが報じた。
創業祭セールの記者会見ではファッションショーが雰囲気を盛り上げた（４日＝中央社）
岡一郎総経理は、今年１～８月の微風広場５店の売上高は13％成長し、中でもブランド・宝飾品は１～７月で30％成長したと説明。また７月に台湾大学医学院附設医院（台大医院）の地下にオープンした飲食店24店、小売店10店から成るフードコートについては、現在の月間売上高が3,000万元で、年間では３億6,000万元に上るとの予測を示した。
10月下旬には台北市信義区で松高店をオープンする予定だ。韓国のソウル東大門商圏をイメージし、他店とは異なる若者向けの店作りをテーマとし、1,000坪を超えるスウェーデンのファストファッション、Ｈ＆Ｍの大型店やわずか３坪の小型店を含め123店を誘致する。半数は台北初進出の店舗だ。年間売上高は26億元を見込む。
微風広場全体の今年の売上高目標は130億元。松高店が加わることで、来年は160億元、2016年は230億元を目指す。
