鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の富智康集団（ＦＩＨモバイル）はこのほど、子会社のＳＰインターナショナル（本社・米イリノイ州）を通じ、米電子製品リサイクル業者、Ｃエクスチェンジ（テキサス州）の株式30％を取得し資本提携した。６日付蘋果日報が伝えた。
ＦＩＨモバイルは米国でモバイル機器の中古品下取り市場に参入する他、リバース・ロジスティクス（消費者から生産者にさかのぼる物流）事業に取り組む。初期投資は1,050万米ドル。
一方、鴻海の郭台銘（テリー・ゴウ）董事長はこのほど、中国・山西省で地元財界との会合に出席した際、進展の遅れを指摘する外電報道が流れたロボット事業に関し、「ロボット戦略は中止しておらず、引き続き推進している」と強調。次世代のロボットアームの開発を進めており、来年か再来年にも研究成果が期待できるとの見方を示した。
