冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）の、ポーランドのモニター組み立て工場が今年第２四半期に稼働する。冠捷の宣建生総裁は、「ポーランド工場の稼働により、今年末時点での冠捷の液晶テレビ年産能力は48％増の1,230万台に達する」との見方を示し、今年は中国寧波工場での新工場棟の増設と、ベトナムでの工場建設も計画していると語った。28日付工商時報が伝えた。
冠捷の2007年通年の液晶テレビ出荷台数は、下半期に主要顧客のフィリップスから受注が続いたことにより400万台を超え、さらにヒューレット・パッカード（ＨＰ）、ポラロイド、ビジオ、ウェスティングハウスなどが新たに顧客に加わり、今年は800万台まで増加するとみられる。
中国メディアの報道によると、宣建生総裁は液晶テレビを成長の主力ととらえており、「今後５年間、売上高成長15～20％を維持し、液晶テレビの出荷台数では５年以内に3,000万台まで伸ばし、市場シェアを現在の５％から15％まで引き上げたい」との方針を示している。冠捷はポーランド以外にも中国、メキシコ、ブラジルと世界で工場を展開している。
