自動車大手、裕隆汽車製造（ユーロン・モーター）は19日、新店工場跡地（新北市）の再開発について、書店を中心とした商業施設を展開する誠品生活（the eslite spectrum）と提携契約に関する基本合意書を交わした。裕隆の蕭明輝広報担当は、同開発計画で最も重要な商業施設の入居業者誘致、運営・管理は誠品が手掛けることになると説明。2020年の営業開始に向け、今後も相次いで提携パートナーを発表すると語った。20日付経済日報が報じた。
裕隆の新店工場跡地開発計画は既に今年１月に建設許可を申請。現在審査が進められており、来年第２四半期に許可が取得できる見通しだ。その間に同社は誠品と共同で商業施設の動線設計などを進め、16年第１四半期には着工したい考えだ。
なお開発予定地には地上40階の高層ビル２棟を建設し、１棟はマンション、もう１棟は住居用と商用の複合ビルとする計画で、商業施設以外の計画については現在多くの業者と提携協議を行っているという。
