ファーストリテイリング傘下で、「ユニクロ」より３～５割安いカジュアル衣料品ブランド「ＧＵ（ジーユー）」の台湾１号店が19日、台北市信義区のショッピングモール「ATT 4 FUN」にオープンした。午前11時の開店前から約100人が行列を作る盛況となり、業界の観測によると、初日の来店者数は１万人に迫り、ユニクロ１号店オープン時の約7,000人を上回ったとみられる。20日付蘋果日報が報じた。
ＧＵは低価格をアピールし、ユニクロと差別化して相乗効果を生み出すことを狙う（19日＝中央社）
ＧＵによると、同日は290台湾元（約1,000円）のオープン記念Ｔシャツ（台湾限定）や、390元のショートパンツなどが比較的よく売れたたという。ただ、初日の来店者数や業績については明らかにしなかった。
なお同店を視察に訪れた百貨店業界関係者は、開店前の行列は2,500人が並んだユニクロ１号店オープン時には及ばなかったが、来店者数は8,000〜１万人に上ったと指摘。１人当たり消費額は2,000〜3,000元とみられることから、1,000万元を超える売り上げを記録したとの見方を示した。
同じく同店を視察に訪れたカジュアルブランドのハングテン（HANG TEN）とボッシーニ（bossini）の関係者は、ともにＧＵの商品価格には強い訴求力があるため、販促に力を入れたいと話した。
