ノートパソコン世界最大手の聯想集団（レノボ）は中国の電子商取引最大手、阿里巴巴集団控股（アリババ・グループ・ホールディング）のインターネット通販サイト「天猫商城（TMALL）」で、最大45％引きのノートＰＣ在庫一掃セールを行っている。マイクロソフト（ＭＳ）の次期ＯＳ（基本ソフト）「ウィンドウズ９」発表を目前に、華碩電脳（ＡＳＵＳ）や宏碁（エイサー）も大幅値下げに追随。利益を度外視した価格戦が発生した。24日付経済日報が報じた。
現在ノートＰＣ市場では14インチのコンシューマー向け機種の競争が最も激しい。今回レノボは14インチの「V1000」の大幅値下げに踏み切ることで、同サイトでの注目を集め、他社を引き離したい考えだ。ＡＳＵＳは14、15インチノートＰＣやデスクトップＰＣなどで平均30％引き、エイサーは14インチ一部機種で20％以上の値引きで対抗している。
業界では、低価格戦略で購買意欲を刺激できても、利益確保は困難と指摘されている。
