宏碁（エイサー）のジョン・コディントン北米販路担当責任者はこのほど、同社はグーグルのＯＳ（基本ソフト）「クロームＯＳ」搭載ノートパソコン、「クロームブック」の2014年出荷台数が前年比114%増の120万台に上るとの見通しを示した。27日付工商時報が報じた。
エイサーは第２四半期にクロームブック市場でサムスン電子を抜き首位に立った。第３四半期以降も北米教育市場の需要が続く見通しで、同社は通年でも首位の座を維持するとみられる。
コディントン氏によると、クロームブックは動作が速く、サイズが小さいため持ち運びに便利で、米国の幼稚園から高等学校まで広く採用されているという。
市場調査会社、ガートナーの予測によると、クロームブックの14年出荷台数は520万台で前年比79％増、18年には３倍近い1,400万〜1,500万台まで増える見通し。現在、米国教育市場がクロームブック出荷の82%を占める。
