交通部観光局と内政部入出国移民署の統計によると、中国の国慶節（建国記念日）連休期間（10月１～７日）の訪台中国人ツアー客は前年同期比56％増の３万1,329人に上る見通しだ。１日平均では4,476人、初日には最多の7,685人に上り、航空、ホテル、レストランなど観光業界への恩恵が期待される。１日付経済日報などが報じた。
観光局は、国慶節連休に備え９月は申請人数の上限を１日5,000人から8,000人に引き上げて対応したと説明。増加分は全て優良ツアーに当てたと強調した。
一方、香港での抗議デモを受けた台湾への旅行先振り替え需要については、中国人ツアーの訪台手続きは完了までに少なくとも２週間必要なため、間に合わないと指摘した。
なお、移民署の統計によると９月の中国人旅行者数は前年同月比25％増の25万1,000人、１～９月合計で228万人に上り、通年では昨年の287万人を上回る見通しだ。
