宏碁（エイサー）は30日、15.6インチ以上の大型ノートパソコン「Aspire V Nitro」シリーズ11機種を発表した。11月にかけ順次発売する。黄鐘鋒・台湾区営運総部総経理は、15インチ以上の大型機種で、血みどろの低価格競争（レッドオーシャン）でなく、利益を生み出すブルーオーシャンを開拓したいと話した。１日付経済日報が報じた。
エイサーは大型ノートＰＣ人気について、薄型軽量化、処理能力やディスプレイの技術向上などが理由とみている（同社リリースより）
「Aspire V Nitro」は15.6インチと17.3インチがあり、希望小売価格は２万9,900～４万9,900台湾元（約10万8,000～18万円）。欧州各国では８～９月に発売し、供給不足となっている。米国では今月発売予定だ。
黄総経理は、この１年の台湾市場の販売構成比は15、16インチが５割近く、17インチ以上も７％と、大型機種が主流になりつつあると指摘した。新機種発売で、第４四半期は前期比２桁成長が目標だと語った。証券会社は、20％以上の増収を予測した。
