ノートパソコンなど電子機器受託生産大手、緯創資通（ウィストロン）の９月売上高は前月比27.99％増、前年同月比4.89％増の614億4,900万台湾元（約2,185億円）で、過去２年半で最高となった。ノートＰＣ、モバイル端末が約３割の出荷増となったこと、およびアップルiPhone6への液晶パネルモジュール（ＬＣＭ）供給が増収に貢献した。９日付工商時報が報じた。
ノートＰＣの９月出荷台数は今年最高の230万台で、前月の180万台から27.78％の伸びとなった。タブレットＰＣとスマートフォンを合わせたモバイル端末の出荷台数は170万台で前月比30.77％増。ただし、前年同月比ではノートＰＣとモバイル端末の出荷台数は４〜19％の減少。一方、液晶テレビの出荷台数は60万台で、前年同月比で70％以上増加した。
第３四半期のノートＰＣ出荷台数は前期比16％増の580万台で、予想を５〜10％上回った。モバイル端末は420万台で前期比27.27％増。液晶テレビは約２割増の155万台。デスクトップＰＣは370万台で、ビジネス機種の買い替え商機が盛り上がった第２四半期から11.9％の減少となった。
