シリコンＩＰ（知的財産）プロバイダー、力旺電子（イーメモリー・テクノロジー）は21日、マルチタイム・プログラマブル（ＭＴＰ）組み込み不揮発性メモリ（ｅＮＶＭ）技術に関するシリコンＩＰ「NeoEE」について、高温下での信頼性が車載用電子部品認定規格「AEC-Q100」におけるグレード０（動作周囲温度範囲マイナス40度～プラス150度）に合致し、ファウンドリーから車載用ＩＣとして認証を獲得したと発表した。22日付工商時報が報じた。
車載用ＩＣは高い信頼性と安全性が求められるため、オファー価格はコンシューマーエレクトロニクス製品向けの数倍以上だ。シリコンＩＰプロバイダーは比較的高いライセンス料が得られる。
このため、イーメモリーがファウンドリーから車載用ＩＣとしての認証を獲得したことは、将来の業績成長に大きな意味を持つ。
車載用通信システムとモバイル端末の連携が急速に進む中、自動車販売の世界市場規模が8,000万台に上ることから、車載用の無線通信チップ、マイクロコントローラーなど関連製品に商機をもたらすと期待されている。
