馬英九総統が香港の学生運動への支持を再三表明していることに対し、香港の学生たち約10人が６日夜、総統府の前に集合して、「馬総統、香港の真の普通選挙への声援ありがとう」と書かれた横断幕を掲げた。６日付蘋果日報が報じた。
学生たちはマスクで顔を隠して横断幕を掲げた。アジア各国の元首の中で、香港の運動支持を明確に表明したのは馬総統一人だけだ（５日＝中央社）
香港の学生らはまた、国父紀念館の広場にある孫文の銅像に「真の普通選挙を求める」と書かれた黄色の垂れ幕をかけたり、香港経済貿易文化弁事処の１階のガラスや柱にビラを張ったりした。運動の発起人である淡江大学資訊工程系の学生、郭予謙さんは「香港の仲間たちに、彼らが孤独でないことを知らせたかった」と語った。
香港で運動を続ける学生らは、アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議が開幕した北京にメンバー５人を派遣し、行政長官選挙を普通選挙で行うよう訴えることを計画している。
