ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が８日発表した10月売上高は、前月比16.5％増、前年同月比55.6％増の216億400万台湾元（約800億円）で過去最高となった。単月売上高が200億元を超えたのは初めて。11月、12月とも好調を見込んでおり、第４四半期は四半期ベースでも過去最高が期待できる。８日付工商時報が報じた。
メディアテックは第３四半期、スマートフォン用チップの出荷量が9,000万〜１億個と過去最高になった。このうち第４世代移動通信システム（４Ｇ）向けは全体の１割だったが、第４四半期は２割まで高まるとみている。
４Ｇ時代に入ってメディアテックはライバル、クアルコムとの差を詰めている。来年上半期には４Ｇ全シリーズの製品ラインアップを整える予定で、３Ｇでは８年かかったのが４Ｇでは２年半と、クアルコムとの技術差は大幅に縮まっている。
