台塑集団（台湾プラスチックグループ）の王文潮行政中心委員はこのほど、同グループが昨年、イタリアの自動車ブランド、イヴェコから台湾での代理販売権を獲得し、今年発売した小型商用車「Daily（デイリー）」２車種（3.5、７トン）について、今後傘下の自動車メーカー、台塑汽車貨運（フォルモサ・プラスチック・トランスポート）が台中市に設置する工場で組み立てを行うと表明した。これによりアジア太平洋地域で初のイヴェコ車生産拠点が台湾に設けられることになる。12日付経済日報が報じた。
台塑汽車貨運の陳勝光董事長は、デイリーは荷台が広い他、フレームに強度の高い材質を使用しているため、積載可能重量が同クラスの他ブランド車種を100〜170キログラム上回ると強調した。
なお同社はデイリーの今年の販売台数について２車種合計で1,000台を突破すると予測している。
