自動車大手、裕隆集団傘下の裕隆汽車（ユーロン・モーター）の自社ブランド「ラクスジェン（LUXGEN）」は、スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「Ｕ６ターボ」の販売好調で、11月中旬に新車販売台数が今年の目標１万5,000台を突破し、通年では１万6,000台と過去最高を更新する見通しだ。来年は２万台を見込む。26日付工商時報が報じた。
Ｕ６ターボは昨年の11月発売以来、毎月安定した売れ行きで同社の新車販売台数をけん引している。
一方、中国の東風汽車との合弁、東風裕隆汽車も今年６月に中国でＵ６ターボ（中国名・優６）を投入後、台湾同様の人気ぶりを見せている。通年の新車販売台数で目標の５万台達成は問題なく、過去最高の５万5,000台超えもあり得る見通しだ。中国メディアによると、同社は来年の目標を７万台としたもようだ。
裕隆集団の陳国栄総経理によると、東風裕隆汽車は春節（旧正月、来年は２月19日）休暇を利用して生産ラインのボトルネック除去を行い、生産能力を増やしてＵ６ターボの需要に対応する計画だ。
