自動車大手、裕隆集団傘下の裕隆汽車（ユーロン・モーター）、中華汽車工業（チャイナ・モーター）、裕隆日産汽車の３社の総経理が３日、合同の業績説明会で、来年の景気と自動車市場の見通しは明るいとの見方を示し、３社合計の新車販売目標としてグループ過去最高となる11万台以上との数字を提示した。４日付工商時報が報じた。
ユーロンの自社ブランド「ラクスジェン（LUXGEN）」は、販売好調のスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「Ｕ６ターボ」を筆頭に前年比５％増の１万6,900台、チャイナ・モーターは、８日発売予定の台湾製ＳＵＶ「アウトランダー」のモデルチェンジ版を筆頭に前年比５～８％増の５万台、裕隆日産汽車は、来年下半期に台湾製ＳＵＶ「エクストレイル」を発売することから前年比４％増の５万台以上を目指す。
なお、来年の台湾自動車市場全体の新車販売については、今年を上回る42万台に達するとの見通しも示した。
