工作機械部品大手の上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）が８日発表した11月の連結売上高は前月比0.7％増、前年同月比12.67％増の15億100万台湾元（約58億円）と、過去３年で最高だった。証券会社は、リニアガイド、工業用ロボットの出荷増加が主因と分析した。１～11月累計の連結売上高は137億8,100万元で前年同期比23％増の大幅成長となった。９日付経済日報が報じた。
卓永財董事長は今後の見通しについて、スマート・自動化がトレンドとなっており、同社は特に恩恵を受けると強調した。第４四半期業績は前期を、来年第１四半期は前年同期を上回ると予測した。
また、来年は工業用ロボット、医療用ロボットが大幅成長する兆しがあると述べた。工業用ロボットは毎月出荷が100台以上で、医療用ロボットは欧州、中国の認証を取得した。ロボットの売上構成比は来年第２四半期10％以上へと、現在の８％から拡大すると予測した。
同社は来年、蘇州工業園区（中国・江蘇省）や台中市精密機械科技創新園区など、中台で生産能力を拡大する計画だ。
