台北市の高級ホテル、台北晶華酒店（リージェント台北）がこのほど、無料対話アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」を通じ、同ホテルが発売を予定する「年菜」（旧暦大みそかに食べる年越し料理）の試食モニターを募集したところ、２日間で1,000人以上の応募が殺到する事態となった。
リージェント台北は10日、同ホテルのＬＩＮＥアカウントを通じ、「リージェントのシェフが考案した最新の年菜を試食してみませんか」とモニター募集を開始。ホテルの説明によると、即日から21日までに同アカウントの「友だち」となり、「年菜を試食したい」とコメントを残したユーザーの中から22日に抽選で５人を選出。26日の試食会に招待する。
今回試食できる年菜は持ち帰り用の商品で、健康を重視し、調味料を含む全食材の90%で有機食材を使用している他、揚げ物は一切含まない。
選ばれた試食係はこれらの料理を試食し、見た目、味、価格などについて一品ごとに評価を行い、ホテル側はその結果を基に改善を図る。
高級ホテルの一流シェフが作った豪華で健康的な料理を無料で食べられるとあって、同情報は一気に拡散し、11日時点で応募者は早くも1,200人に達したという。
なお今回の試食モニター募集は、モバイル端末を通じたマーケティングの意味合いも兼ねており、イベントが話題を呼んだことで、同ホテルの年菜の知名度向上に大きく貢献したといえる。
