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陳前総統の仮釈放問題、高等法院が抗告棄却


ニュース 社会 作成日:2014年12月15日_記事番号:T00054384

陳前総統の仮釈放問題、高等法院が抗告棄却

 汚職事件で服役中の陳水扁前総統が病気療養目的で仮釈放を申請した問題で、台湾高等法院は12日、法務部矯正署が申請を却下したことに対する異議申し立てをめぐる抗告を棄却した。高等法院は「行政訴訟で争うべき事項だ」と棄却理由を説明した。14日付聯合報が伝えた。

 これに先立ち、矯正署は「病状は刑務所内で治療可能なものだ」との判断から、仮釈放申請を却下していた。これを受け、陳前総統サイドは台北地方法院に異議申し立てを行ったが、「管轄外だ」として棄却されたため、高等法院に抗告していた。

 陳前総統サイドは、弁護士を通じ、矯正署に仮釈放を再申請しており、同署が現在審査を行っている。

 台中栄民総医院が先月4日付で作成した診断によると、陳前総統には脳の病変が原因で、脳神経退化、手の震え、吃音(きつおん)症、動作能力の喪失、尿漏れなどの症状が見られるという。