潤泰集団（ルンテックスグループ）の複合商業施設「シティーリンク」が19日、台湾鉄路（台鉄）南港駅構内でオープンした。台鉄松山駅に続く２カ所目で、年間売上高20億～25億台湾元（約76億～95億円）を見込む。同日付工商時報が報じた。
シティーリンク南港駅店では28日まで消費額3,000元ごとに300～500元のクーポン券が当たるスクラッチカードがもらえる（18日＝中央社）
南港駅店は売り場面積１万6,000坪。ユニクロなど計150店が入居する。テナントの35%は飲食店だ。宋家康・南港駅店長は、店舗の９割がオープンしたが、残りは春節（旧正月、2015年は２月19日）後になると述べた。映画館の国賓影城（アンバサダー・シアターズ）は来年第２四半期以降にオープンする予定だ。同店は近くに台北世界貿易センター南港展覧館がある他、台湾高速鉄路（高鉄）が南港駅まで延伸する予定で、１日延べ５万5,000人、年間延べ1,800万人の来店を見込む。
宋店長は、松山駅店は今年11月の台北都市交通システム（ＭＲＴ）松山線開通で、売り上げが３～５割増えたと指摘。今年の売上高は６億元、来年は８億元と予測した。また、来年はＭＲＴ文湖線の内湖駅店をオープン予定で、年間売上高４億～５億元が見込めると述べた。この他、ＭＲＴ中和新蘆線の三重駅にも出店を予定している。
