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M1BとM2伸び率の差、過去5カ月で最も縮小【図】


ニュース 金融 作成日:2014年12月26日_記事番号:T00054629

M1BとM2伸び率の差、過去5カ月で最も縮小【図】

 中央銀行(中銀)が25日発表した11月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)伸び率は6.95%と4カ月連続で縮小し、過去19カ月で最低だった。一方、市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は5.22%と3カ月ぶりに拡大し、M1BとM2の伸び率の差は1.73ポイントと過去5カ月で最も縮小した。26日付工商時報が報じた。

 中銀はM2伸び率が拡大した理由について、外資による資金が純流出から27億3,500億米ドルの純流入に転じたことが主因との見方を示した。M1B伸び率については、12月に拡大に転じる可能性があると予測した。

 M1Bの伸び率がM2の伸び率を上回る「ゴールデンクロス」が2012年10月から続いているが、市場アナリストは、今後もM1Bの伸び率が縮小するようだと下げ相場の指標とされる「デッドクロス」に転じる可能性もあると指摘した。