トヨタ自動車と和泰汽車の合弁自動車メーカー、国瑞汽車は25日、今年の完成車生産が目標の20万台を達成した。台湾の自動車メーカーで年産台数20万台を達成したのは同社が初めて。26日付工商時報が報じた。
国瑞汽車は25日、中レキ（レキは土へんに歴）工場で記念式典を行った（和泰汽車リリースより）
同社は今年創立30周年を迎え、台湾販売台数は13年連続、完成車輸出は６年連続で首位となっている。和泰グループの蘇燕輝総裁は、国瑞汽車は2009年の中東向け「カローラアルティス」輸出開始が飛躍の契機となり、年産20万台の目標を達成したと説明した。
生産した20万台のうち、輸出は９万2,517台に上り、台湾自動車業界の完成車輸出台数の過去最高を更新した。09年以来の累計輸出台数は32万台以上で、台湾の外貨収入に大きく貢献している。
来年について同社は、台湾、中東市場は安定成長と見通しを示し、目標として生産ラインはフル稼働、生産台数20万台を掲げた。
