コンプレッサー最大手の瑞智精密が８日発表した2014年の連結売上高は前年比10%増の181億2,000万台湾元（約680億円）で、過去最高を更新した。中台の出荷台数も1,351万台（9.2%増）で過去最高だった。９日付経済日報などが報じた。
劉金錫執行長は、今年のコンプレッサー出荷で２桁成長の1,500万台が目標と語った。売上高は200億元突破を目指す。
同社は、中国・江西省九江市の新工場にコンプレッサー生産ラインを２期で４本設置する。年産能力が600万台増える予定だ。投資額は40億元。
一方、ブラシレスＤＣ（ＢＬＤＣ）モーターは当面屏東工場で生産するが、今後、九江工場でも生産する計画だ。空調用コンプレッサー向けを中心に今年は100万台の出荷を見込む。
また劉執行長は、省エネで注目されるヒートポンプ給湯器が同社の新事業として今後、コンプレッサー、ＢＬＤＣモーターに次ぐ収入源になると見通しを示した。
