電子機器受託生産大手、英業達（インベンテック）の李詩欽董事長は14日、傘下の英華達（インベンテック・アプライアンシズ）が今年インドに携帯電話の組み立て工場を設立する計画を明かした。英華達は、中国のスマートフォン大手、小米科技（小米、シャオミ）の受託生産を５割受注しており、小米の海外展開に合わせる格好だ。英華達が中国以外にスマホ組み立て工場を設けるのは初めて。15日付経済日報などが報じた。
李インベンテック董事長は、インド工場設立に向け、同社幹部が現地政府と協議中と語った（14日＝中央社）
英華達の主な生産拠点は中国の南京工場で、昨年7,160万米ドルを投じ、生産能力拡充を図った。現在の月産能力は600万台で設備稼働率は80％以上、供給不足が続いている。
観測によると、インベンテックは小米サプライチェーンの部品メーカーに対しても、インド工場を設立するよう説得しているもようだ。
英華達の今年のスマホ出荷目標は前年比66％増の5,000万台。インベンテックグループの今年の電子機器出荷台数は前年比42％増え、１億台を突破する見通しだ。スマホ以外の出荷予想は▽パソコン（タブレット端末含む）、2,500万台▽ハンドヘルドデバイス、2,000万台▽サーバー、500万台──。
