中国鋼鉄の１月の売上高は昨年同月比21.75％増、前月比5.51％増の200億3,900万台湾元（684億7,000万円）に達し、過去最高を更新した。２月の春節（旧正月）を前に繰り上げ出荷が集中し、出荷量が前月比３％増の93万トンに達したことや、第１四半期の販売価格が大幅に引き上げられたことが要因だ。
２月は営業日数が少ないが、輸出向けの平均販売価格（ＡＳＰ）が引き上げられることもあり、売上高の減少は小幅に止まる見通し。証券会社の予測によると、第１四半期の売上高は570億元、税引前利益は161億元以上、１株当たりの税引前利益は1.4元と好調。第２四半期も好成績が期待されるという。
中鋼が３月６日に発表する第２四半期の域内向け価格は、鉄鋼価格と運輸コストの上昇に加えて国際価格との開きが大きいことから、１割以上の値上げになる見通し。特に棒線価格はトン当たり最低でも3,000元と、大幅に引き上げられるとみられている。
