市場調査会社、集邦科技（トレンドフォース）が28日発表した2014年の世界市場でのノートパソコン出荷台数報告によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）はシェア11％で宏碁（エイサー）を１ポイント上回り、４位に浮上した。世界市場全体の出荷台数は前年比3.6％増の１億7,500万台となった。29日付工商時報が報じた。
ブランド別のシェアは上位から、▽ヒューレット・パッカード（ＨＰ）、20.1％（前年比2.6ポイント上昇）▽聯想集団（レノボ）、17.5％（1.6ポイント上昇）▽デル、12.3％（1.0ポイント上昇）▽ＡＳＵＳ、11.0％（1.3ポイント上昇）▽エイサー、10.0％（0.4ポイント下落）▽アップル、9.3％（2.7ポイント上昇）──。
４位のＡＳＵＳは、10.1インチの「トランスフォーマーブックＴ100」が好調で、出荷を伸ばした。
アップルは、価格引き下げを推進した結果、ハイ〜ミドルエンド製品の販売好調につながり、出荷台数は前年比46.4％増と大幅に拡大した。
なお、トレンドフォースは、今年の世界ノートＰＣ市場の出荷台数は昨年並みにとどまると予測している。
