市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、昨年の液晶モニターの世界市場全体の出荷台数（オールインワンパソコン除く）が前年比6.6％減の１億3,360万台となった中、華碩電脳（ＡＳＵＳ）はシェアを3.4％と前年より0.3ポイント拡大させた。31日付蘋果日報が報じた。
ＡＳＵＳのシェア拡大の要因としては、ニッチ市場の開拓を積極的に進めたこと、ハイエンド製品への注力、パネル調達戦略がうまくいったことが挙げられる。同じ台湾勢の宏碁（エイサー）はシェア7.2％とＡＳＵＳの２倍以上だが、前年より1.2ポイント縮小させた。
昨年のモニター業界上位の出荷シェアは、▽１位、デル（15.8％）▽２位、フィリップスＡＯＣ（14.3％）▽３位、サムスン電子（11.6％）▽４位、ヒューレット・パッカード（ＨＰ、10.9％）▽５位、聯想集団（レノボ、9.7％）──だった。
ウィッツビューは、今年のモニターの世界市場は引き続き縮小し、前年比1.7％減の１億3,130万台と予測している。
