ニュース
電子
作成日：2008年2月15日_記事番号：T00005528
迎輝が嘉威を告訴、企業秘密の不正取得で
光学フィルムの迎輝科技（ＥＦＵＮ）は14日、嘉威光電（ガンマ・オプティカル）が企業秘密を不正に取得したとして、高雄市警察局に告訴した。これを受け同日、嘉威に対する検察官の捜索が行われ、迎輝では同社から持ち出された光学フィルムの技術および製品関連資料らしきものが見つかったとしている。15日付工商時報が報じた。
迎輝によると、嘉威は技術者らが迎輝出身で、退職の際に迎輝の技術や製品のデータを持ち去ったという。鑑定機構に依頼して調査した結果、嘉威が製造販売する光学フィルムの製造工程は、迎輝が企業秘密とする製造工程と似通っていた。また、麦建進総経理や嘉威はかつて迎輝で光学フィルムの研究開発（Ｒ＆Ｄ）などに携わっていた。
嘉威は会社設立後、わずか半年で高技術の光学フィルム量産を開始しており、迎輝の企業秘密が不正に使用された疑いがあるという。
