ＩＣ設計の瑞昱半導体（リアルテック・セミコンダクター）は６日、米ハイエンド通信チップ大手のコルティナ・アクセス、および同社の中国、台湾子会社の全株式を4,970万米ドルで買収すると発表した。通信・モノのインターネット（ＩｏＴ）市場への攻勢を強化できる見通しだ。７日付経済日報が報じた。
黄依瑋リアルテック副総経理は、コルティナのハイエンドゲートウエーとＰＯＮ（受動光ネットワーク）関連製品は通信市場で幅広く好評を得ており、米国、中国、日本、韓国の通信キャリア大手が採用していると指摘。リアルテックが先月発表した4×4 11ac高速Wi-Fi・ＩｏＴチップ「Ameba」と組み合わせ、通信市場に高速通信、高品質の無線ゲートウエーソリューションを提供する他、デジタルホーム、スマートハウスの通信分野におけるトータルソリューションを提供すると方針を示した。
黄副総経理はまた、コルティナ買収はリアルテックが通信市場に熱を入れている証拠であり、世界の通信チップ大手へ成長する目標に向けて引き続きまい進すると語った。
