トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車と、裕隆汽車製造（ユーロン・モーター）は２月連結売上高が２月としては過去最高を更新した。春節（旧正月、2015年は２月19日）が例年より遅く、好調だった２月の新車販売状況を反映した。11日付工商時報が報じた。
和泰汽車の２月連結売上高は前年同月比11.22％増の113億8,000万台湾元（約440億円）、１～２月累計は前年同期比13.22％増の279億5,500万元だった。同社は、人気の高いレクサスのNX200tが港に届き、大量に納車できたことが売上高を押し上げたと説明した。
裕隆汽車の２月連結売上高は前年同月比33.59％増の68億800万元、１～２月累計は前年同期比33.12％増の219億3,300万元だった。裕隆日産汽車向けの受託生産増加、および自社ブランドの納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）の業績が中台で成長したことが３割増収につながった。
裕隆日産は２月の連結売上高が前年同月比26.75％増の21億元、１～２月累計は前年同期比27.37％増の65億5,400万元だった。同社は、単価の高い高級輸入車、インフィニティの販売台数が2.3倍増えたためと説明した。
