ソニーから分社したＶＡＩＯが12日発表した初の同社ブランドスマートフォン「VAIO Phone（バイオフォン）」は、ノートパソコン受託生産最大手の広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が生産を行っているもようだ。クアンタはソニーのノートＰＣを受託生産してきた実績がある。16日付工商時報などが報じた。
クアンタのスマホ事業は売上高の１％を占めるにとどまっているが、今年に入りバイオフォンの他、パナソニックの「ELUGA U2」、華碩電脳（ＡＳＵＳ）の「Zenfone2」の受注を獲得するなど、事業が拡大している。
なお、クアンタは単独で受託生産しているアップルウオッチの発売が４月24日に迫っており、生産ラインの人員を確保するため、鴻海精密工業から従業員１万人以上の応援を受けている他、賃金引き上げや宿泊手当支給など対策に努めている。
