半導体メモリー大手、旺宏電子（マクロニクス）は非需要期の第１四半期もフル稼働で、３年以内にＮＯＲ型フラッシュメモリー市場でシェア過半を獲得し、業界首位になることを目指している。16日付経済日報が報じた。
マクロニクスの昨年の車載用ＮＯＲ型フラッシュメモリー市場シェアは10％だった。同社は今年１月下旬にスパンションと特許訴訟で和解しており、両社のクロスライセンス（相互ライセンス）締結、およびスパンションが車載用ＮＯＲ型フラッシュメモリーからマイクロコントローラ（ＭＣＵ）に重点を移すことから、マクロニクスは大きな商機がもたらされそうだ。
製品解剖で有名なサイト「iFitxit」によると、マクロニクスはアップルのマックブックエア、マックブックプロ、マックプロなどに採用されており、サムスン電子の腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「ギアフィット」向けも受注している。
盧志遠総経理は、車載用や工場管理の分野で今年は期待でき、第３四半期に黒字転換する可能性が高いと述べた。
