パソコン大手、華碩電脳（ＡＳＵＳ）は、第２四半期にもインド市場に、最新スマートフォン「ZenFone2」、腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「ZenWatch」、ハイエンドノートＰＣ「ZENBOOK」を相次ぎ投入すると明かした。Ｚｅｎシリーズを全面展開し、同社全体の2015年出荷目標、「スマホ前年比95.5％増、ＰＣ15.5％増」につなげる狙いだ。17日付工商時報が報じた。
ZenFone2は９日、世界に先駆け台湾で発売された（ＡＳＵＳリリースより）
同社は昨年７月、高コストパフォーマンスを売りに初代ZenFoneをインドに投入し、スマホ浸透率がわずか23％だった同国の需要を掘り起こすことに成功。発売当初４日間は１日１万台が売れ、同月販売台数は小米科技（小米、シャオミ）を上回った。昨年通年のインド向け出荷台数は70万～80万台に上った。
ただ、インド最大のインターネット通販サイト「フリップカート」のスマホ最新ランキングで、同社のスマホは９位にZenFone5がランクインするにとどまっている。同社は今年インド市場シェア５位以内の目標に向け、ZenFone2の投入の他、第３四半期には光学３倍ズームカメラ搭載スマホ「ZenFone Zoom」の発売も予定している。
