中国の通販サイト、蘇寧易購（Suning）によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）の最新スマートフォン「ZenFone2」の予約販売台数は88万台に上った。先月24日の開始からわずか１週間で、ＡＳＵＳの昨年の中国スマホ出荷台数60万〜70万台を上回ったことになる。７日の発売までに100万台を超える勢いだ。１日付工商時報などが報じた。
ＡＳＵＳは昨年、初代ZenFoneを中国に投入したが、同国政府が第４世代（４Ｇ）移動通信サービス普及を推進中で、出荷を十分に増やせなかった。４Ｇ対応となったZenFone2の予約販売好調は、中国で「飛馬」シリーズなどによりＡＳＵＳファンを確実に増やしてきた成果といえる。今年の中国スマホ出荷目標は750万〜800万台だ。
同社はきょう１日、フランスでZenFone2を発売したのに続き、今後２カ月で米国、日本、イタリアなどにも順次投入する予定だ。北米、欧州、東アジアの成熟市場での今年の出荷目標は約200万台。
