中華経済研究院（中経院、ＣＩＥＲ）が１日発表した３月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は前月比11.3ポイント上昇して59.1、非製造業総合指数（ＮＭＩ）は2.0ポイント上昇して52.8となった。今後６カ月の景気状況指数については、製造業で61.0（0.8ポイント下落）と好景気の目安となる60を上回り、非製造業も56.9（0.3ポイント下落）と景気拡大と景気後退の境目となる50を依然上回っており、中経院の呉中書院長は景気は緩やかに拡大しているとの見方を示した。２日付経済日報が報じた。
ＰＭＩでは新規受注指数が前月比20.8ポイント上昇の66.1、生産量指数が28.7ポイント上昇の68.3と大幅に上昇した。また、▽雇用指数、53.7（6.0ポイント上昇）▽サプライヤー納期指数▽52.4（0.1ポイント上昇）▽購買品在庫指数、54.8（0.6ポイント上昇）──も50を上回った。
一方、ＮＭＩは▽商業活動・生産指数、55.0（9.4ポイント上昇）▽新規受注、53.1（6.1ポイント上昇）──の２項目が大幅に上昇した。業種別では▽教育・専門科学、60.8▽金融・保険、59.1▽運輸・倉庫、54.4▽建設・不動産、53.4▽卸売、53.3▽情報・通信、52.8──が50以上だった。一方、▽宿泊・飲食、40.6▽小売、44.6──は50を割り込み「景気後退」を示した。
