21日付経済日報によると、中国の今年１～２月の第３世代移動通信（３Ｇ）規格対応スマートフォン出荷台数が前年同期比86.7％減の650万1,000台まで落ち込み、ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）の業績への影響が懸念されている。同社は今年３Ｇ、４G対応チップの合計出荷枚数を４億5,000万枚と予想しており、このうち３Ｇチップが３億枚で３分の２を占める。
中国・工業信息化部（工信部）所属の中国信息通信研究院の統計によると、今年１～２月の中国市場のスマホ出荷台数は7,158万7,000台で、前年同期比16.8％増加した。このうち４Gスマホは地方政府の後押しもあり、前年同月比898％増の5,632万5,000台とスマホ出荷台数全体の79％を占めた。３Gスマホの出荷台数は２Gスマホ（876万1,000台）にも及ばなかった。
